難しい、だからこそ「やりがい」のある仕事です

【当社の強み】

私たちフローラルファクトリー株式会社は、生花小売店「フォレット」４店舗運営と、スーパー・ホームセンターへの生花卸売業を営んでいます。道南エリアにおいてこの規模での小売店運営と卸売業の両方を手掛けるのは当社のみ。生花業界のトレンドとお客様のニーズを踏まえた､常にベストな提案を行うことができるのが当社の強みです｡

【創業の経緯～道南全域に自社ルート配送網を構築】

当社の創業は1970年頃。函館中央卸売市場の出入業者であった創業者は、生花に将来性を感じ、商売の中心に据えました。当時は「花は花屋で買う」という時代です。創業者は「お客様にもっと気軽に花を買ってもらいたい」と考え、生花を小さな花束に加工し、スーパーや農協に働きかけて店頭での委託販売を始めました。この試みは、大ヒット。お客様にも、店にも好評で、販売を希望する店からの連絡が相次ぎ、現在に至る道南全域の自社ルート配送網を築くことができました。このように自社便で商品を運ぶことにより、運送会社に依頼した場合より物流コストが下げられる他、小ロットでの販売が可能です。現在、運送会社の値上げが相次いで業界内の問題となっていますが、自社便を持つ私たちにとっては追い風です。

当社は毎週２回、自社トラックで札幌花き卸売市場に行って仕入れをします。その往路を利用した胆振地方のルート配送も、2018年4月からスタート。当社は経営理念のひとつに掲げる「創意と工夫で常に品する経営を心掛け、長期安定的な成長をめざす」の通り、新しいチャレンジに積極的に取り組んでいます。

2010年からは、生花の海外輸入を始めました。近年、農家の高齢化や異常気象等により、繁忙期の生花需要に対して供給が不足する事態が年々悪化していました。当社はお客様に安定的に、かつ、手頃な価格で花をお届けするために、韓国や中国から白菊などをコンテナで購入します。

2007年、当社は函館市西桔梗町に本社を移転。花束加工ラインを完備した工場では、お盆など花の需要が高まる時期にも、新鮮な花束の大量出荷が可能です。
花に早い段階で鮮度保持剤を希釈した水を吸わせたり、自社トラックで夏も冬も適切な温度管理をするなど、品質管理には様々な工夫をしています。また、産直花きによる「花彩華（はなやか）」ブランドの花束や、独自にデザインした包装資材（意匠登録済）を使った花束の販売など、ひと味ちがう商品づくりを心掛けています。

【入社後のステップ】

この仕事には経験者がほぼいません。現在活躍中の社員も皆、入社後にゼロから知識・経験を積みました。
入社後はまず、先輩社員のサポートを担当して実務を習得。その後、配送ルートを担当します。生花店やスーパー、商店など取引先への配達をしながら商品知識を身に着け、同時に、取引先に関して学びます（その店ごとに、売れ筋や販売規模は異なります）。その後、仕入れ計画も担当します。
取引先には長年のお付き合いを通じて、親しい関係性のお客様が多くいらっしゃいます。特に地方の店では、私たちの定期的な訪問は喜ばれ、お客様から野菜やお菓子などをいただくことも多々あります。そんなお客様とのふれあいはとても楽しく、私たちの仕事の喜びです。

【私たちの仕事のやりがい　－　専務　平方大二】

一言でいうと、私たちの仕事は「難しい。だからこそ面白い」です。

例えば仕入れ計画ですが、ある取引先の前年の販売データが「100束」とあっても、苦労してようやく売れた100束なのか、販売好調で売り切れてしまった（実は100束では足りなかった）のでは、事実は大きく異なります。
「現場のリアル」を把握し、かつ、今年の様々な変化をふまえて、適切な数字を導き出します。うまく進めば利益につながり、誤ると損がでます。経験を積んでもなお難しく、奥深いからこそ「やりがい」があります。

それから、花をお届けする仕事というのは、純粋に喜ばれるんですよ。綺麗な花を見る時、人は自然と優しい笑顔になりますよね。花は、誕生日、結婚、卒業・・・、いろんなお祝い事や人生の節目を彩り、生活に潤いをもたらします。私たちが道南すみずみにまでルートを持ち、毎日、花をお届けしなければ、皆さんは花を買うことができないんです。地域の重要な役割を担っているという、使命も感じています。

現在、当社では入社2年目の若手から、10年以上のベテランまでが活躍しています。今後、長期安定的な成長を目指して、複数名を正社員として採用したいと考えています。中型免許が必要な仕事ですが、応募の時点で持っていない方には、会社から補助をして免許を取得していただきます。当社にご興味をもった方はぜひ、お気軽にお問合せください。

（2023年2月　更新）

会社概要